ツボ押しでいびきを改善
いびきは、寝ている間に起こることですから、いびきをかく本人には自覚症状がありません。
そのため、一緒に暮らす人や旅行をともにした人など、周りの人たちにとっては、安眠を妨害される、非常に迷惑なものです。
ここでは、周りにかける迷惑を軽減するために、いびきに効くとされているツボをご紹介します。
いびきを解消するツボの一つめは、首の付け根で鎖骨と鎖骨の間にある「天突(てんとつ)」です。
天突は、刺激すると気道をゆるめ、のどがふさがったような不快感を緩和してくれるツボです。
天突は、風邪やせき、ぜんそく、喉の痛みにも効くとされています。
ただし、このツボの下には気管が通っているため、強く押したりはしないで、なでるようにやさしく刺激してください。
いびき改善のためのツボ、二つめは、上星(じょうせい)です。
上星は、顔の真ん中の線上で、おでこの上、前頭部の髪の生え際の中央から1センチ上辺りにあるツボです。
このツボを、お灸などで暖めて下さい。
その際、少し熱いかなという程度にすると、効果が上がると言われています。
このツボは、鼻づまりなどにも効果があり、副鼻腔の粘膜の炎症を取り除いてもくれます。
上星は、花粉症にも効くとされていますので、花粉症が辛いときにも使うとよいでしょう。
いびき対策のツボ、三つめは、内関(ないかん)です。
内関のツボの場所は、手のひらを上にして手首を見るとある横すじ(横紋)から上(手前側)に向かって、指幅2本分(3〜4cm)のところです。
内関は、内臓機能と深く関係するツボで、内蔵のバランスを整え、心肺機能を上げるツボです。
食べ過ぎ飲み過ぎの後には、親指の腹などでやさしく押して、刺激してください。
ツボ押しは、体を正常な状態に近づけるのを助けてくれるものですから、有効に使いましょう。
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