いびきを治療する外科手術とは?
周囲にも迷惑で、自分の健康にもよくない「いびき」。
いびきをかく人は、たくさんいますが、あまりにひどいものである場合には、治療の対象になる場合、というより、そうすべき場合もあることになります。
そうした場合には、外科手術によって、いびきを治療する方法があります。
いびきに対して外科手術が施される場合というのは、一般的に言って、病的な症状が原因の場合だということになります。
例としては、口蓋垂(こうがいすい、いわゆる、のどちんこのこと)が、もともと極端に長い場合などが挙げられます。
他にも、扁桃が過度に肥大している場合なども、外科手術の対象となります。
具体的に、いびきや睡眠時無呼吸症候群に対して行われている手術の種類としては、LAUPとUPPPという2つの方法があります。
ともに、喉の形を外科的に変えてしまって、気道が狭くならないようにするという方法です。
呼吸がしやすくなり、酸素を取り入れる量も増えるため、心臓への負担が軽減され、高血圧などの合併症の危険性も低減させることができます。
いずれにしても、外科手術は睡眠時無呼吸症候群やいびきの原因である粘膜の削除したりなどして、咽頭部を拡大し、呼吸をしやすくすることが目的になります。
LAUPは、レーザーで部分的に焼き切るという方法です。これは、いびき対策として施術され、比較的、切除する部分は狭いこととなります。
一方、UPPPというのは、口蓋垂を含めた軟口蓋(口の中のアーチ型をした上壁の部分を口蓋と言いますが、その後方の部分をこう言います)を外科的に切除し、口腔側と鼻腔側の粘膜とを縫い合わせるものです。
これによって、上咽頭部の拡大を保ち、空間を確保することを目的とするということです。
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