いびきの防止・改善法(マウスピース)

いびきの防止・改善法(マウスピース)

いびきの防止・改善策として、睡眠時にマウスピースをするという方法をご紹介しました。

しかし、これは、一般の薬局などで売られている既製品についての話でした。

こうした既製品とは別に、病院での診察を経た上で、自分用に作ってもらうマウスピースがありますので、ここではそうしたマウスピースについて、ご紹介したいと思います。

歯科器具装置としてのマウスピースは、いびきや睡眠時無呼吸症候群(SAS)対する治療法の一つです。

この場合、マウスピースは、それぞれの患者さんのあごの骨格や形状などに、フィットするように、独自のものが作られることになります。

自分に適したマウスピースを口に入れて眠ることで、寝ているときに、喉の中の空間を確保され、舌が喉の奥の方に落ちて、上気道(咽頭(のど)や鼻腔(鼻))をふさがないようにするのです。

また、自分専用のマウスピースは、下あごを少し前方に突き出す形にしての上下の歯を保持します。

これによって、噛み合わせの改善も期待されることになります。

シャレです、シャレ

こうした専用のマウスピースの治療の対象となるのは、「いびき」や軽度から中度の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の方です。

90%以上の割合で、実際の効果が出るとのことです。

しかし、まだ若く成長過程の子供には通常は使用できませんし、入れ歯の方にも、向かないことになります。

高い確率で効果が期待できますので、いびきの音が気になる方は、一度、専門医に相談されると良いでしょう。