いびきの原因って何?(1)
人の眠りも、自分の眠りも浅くしてしまう迷惑な「いびき」。
しかし、いびきはどうして起こるのでしょうか。
「いびき」が起こる原因には、様々なものがあると考えることができます。
いびきをかく人、それぞれに原因は違うと考えられますし、その原因が一つのことであるとは限りません。
いびきの予防・改善のためには、その原因を探って、正しく認識し、それを取り除くことが大切だと言えるでしょう。
いびきの原因の一つに、いの一番に挙げられるのが、肥満です。
いびきがなぜ起こるかと言えば、それは上気道(咽頭(のど)や鼻腔(鼻))が狭くなっていることが原因と考えられます。
太ると、脂肪は体の外側にも内側にも付きます。
上気道の内側や、首周りなどに脂肪が付くと、空気の通り道が狭くなり、喉の粘膜の振動が起きやすくなり、つまりは、いびきをかきやすくなってしまうのです。
他にも、いびきの原因には、口で呼吸する、口呼吸があります。
実際のところ、いびきをかく人の多くが、口呼吸をしていると言われています。
また、口で呼吸するということは、上気道の狭さのせいであるとも考えられるわけですから、もしも、呼吸が口呼吸になりがちである場合には、いびきをかいていることも予想され、また、酸素不足などの問題が起こっている可能性も高いと考えられます。
このように、口呼吸といびきとは、深い関係がある場合が少なくないのです。
また、寝ているときの体制も、いびきと深い関わりがあります。
上を向いて、仰向けに寝ていると、いびきをかきやすいと言われています。
なぜかと言えば、仰向けの場合には、舌が喉の奥の方に落ち込むということが起こりやすく、それによって、上気道が狭くなったり、ひどい場合には、ふさがってしまったりすることもあります。
これによって、喉の粘膜が振動しやすい状況が作られ、いびきをかいてしまうということになるのです。
スポンサードリンク